天皇賞・春展望、であります
今週はいよいよ古馬の頂上決戦、天皇賞・春が行なわれる。ここ10年の天皇賞の内容をみてみると、極端な結果が多いことに気付く。堅いか大荒れかのどちらかで、春のチャンピオンホースを決める場にしては、落ち着きが無い様相を示しているといえる。これは一重に確たる中心馬がいるかどうかの影響が大きい。堅い決着の年は前年の菊花賞馬や長距離GIタイトルホースなどが順調に駒を進めてきて、人気の中心となっている場合が多く、かたや波乱の決着となっているケースでは、中心となるべき馬が駒を進められず、GI実績を欠く馬が人気馬となっている場合が多い。ここ2年の結果がいい例で、昨年は断然人気の三冠馬ディープインパクトが駒を進めてきて、堂々の1着。2着にも2番人気のリンカーンが入る決着。一昨年は13番人気のスズカマンボが優勝、2着も14番人気のビッグゴールドが入る波乱で、1番人気はGI未勝利のリンカーン、2番人気は天皇賞に初めて参戦した外国馬マカイビーディーヴァだった。人気馬が圧倒的に支持されているのと、迷い押し出されての人気となるのとで、結果に大きな差が出ているといえる。さて、今年は一体どんなタイプの馬が人気の中心となるか。今年の場合、前年の菊花賞1、2着馬が不在という状況。菊花賞馬ソングオブウインドは脚の故障から早々と引退。2着のドリームパスポートはその後、JC、有馬記念で好走し、阪神大賞典で2着と好発進も、こちらも骨折でリタイア。昨年の優勝馬ディープインパクトが現役でいれば、ここは間違い無く、大本命の存在だったろうが、今年は案外、中心馬に迷うメンバー構成となりそうだ。一応、前評判で高いのが、前哨戦の阪神大賞典を制したアイポッパーと、大阪杯を制したメイショウサムソン、長距離GIを2勝しているデルタブルースに、3連勝で日経賞を制したネヴァブション辺りだろうか。アイポッパーは5歳時に豪コーフィールドC(GI)2着連対で注目されたが、その後なかなか勝てないレースが続いていた。昨年暮れに久々の勝利となったステイヤーズSが、初重賞制覇となった。年明け初戦の阪神大賞典で、有力馬のドリームパスポートを捻じ伏せたことから、有力候補の一角にのし上ってきた。天皇賞・春は過去2回参戦しており、3、4着と健闘している。ただ、この馬が1番人気になるようだと過去のケースから波乱含みとなる可能性は高い。大阪杯を制したメイショウサムソンは昨年の二冠馬。前走の大阪杯は久々だったが、59キロを背負いながら力で捻じ伏せる強い競馬だった。ダービー以降、太めに悩まされていたが、古馬になってそれは払拭されてきたといっていいか。ただ、良績を挙げているのが中距離戦であるのは事実で、菊花賞は明らかに距離適性を欠いていた。血統からみる限り、決して長距離不向きとは言えないのだが、イメージは同じ二冠馬だったネオユニヴァースと重なる。3年前の菊花賞馬で、昨年の豪メルボルンCを制し、長距離GIだけで2勝しているデルタブルースにとっては、春の天皇賞ほどほしいタイトルはないだろう。昨年は巨大な壁ディープインパクトがいたにしても、10着惨敗といいところがなかった。昨年豪州で勝ってから調子を取り戻し、有馬記念は展開が向かず6着に敗れたが、阪神大賞典では僅差の4着に健闘。このところのレース振りでは簡単に諦めず、渋太さを感じさせる。スタミナを生かせる展開となるかが、同馬の浮沈の鍵を握る。今回のメンバーで上り馬として注目を浴びそうなのが、日経賞を制したネヴァブション。3歳時は500万条件で永らく低迷していたが、夏のローカル遠征を皮切りに1000万を勝って菊花賞に進んだ。菊花賞はさすがに相手が強く10着に惨敗したが、その後から同馬の快進撃が始まった。準オープン勝ちからオープンの白富士Sを連勝し、日経賞では3番人気での堂々の優勝。父はマーベラスサンデーで、近親にアンバーシャダイと長距離血族が多い。日経賞はやや相手が軽かった面はあるが、充実度は抜けている。その日経賞組では、2着のトウショウナイト、3着のマツリダゴッホが参戦予定。トウショウナイトはGIIクラスなら安定感はあるが、GI戦となるとワンパンチ足りない感じ。マツリダゴッホも今年本格化した一頭だが、前走を見る限り、距離の壁がある。阪神大賞典組では3着のトウカイトリックが要注意の存在。ここ2戦、アイポッパーに負けているが、先行して粘る脚質から差してくる脚質に転換してから安定度が増した。この馬も確実に力をつけている存在。穴馬路線では大阪-ハンブルクCを勝ったファストタテヤマが相変らず伏兵的な存在。良績が無かった阪神で、前走は6番人気をあざ笑うように快勝。掴みどころがないタイプだが、8歳にしてもまだまだ健在。大阪-ハンブルクC組では2着のダークメッセージが本格化してきた一頭。日経新春杯で50キロの軽量ながら3着に好走。今年に入り3、1、1、2着と安定している。他ではダイヤモンドSで2着に逃げ粘ったエリモエクスパイア、初オープン戦の日経賞で4着に頑張ったアドマイヤタイトル、休み明けを一叩きされた日経新春杯2着のトウカイエリートなど、やや力は落ちる感じだが、複穴候補と呼べなくもない。
【登録馬情報】
第135回 天皇賞(春)(GI)
2007年4月29日(日) 3回京都4日
サラ系4歳以上 (国際)牡・牝(指定)オープン 定量 3200m 芝・右 外
登録馬:20頭
アイポッパー 58.0
アドマイヤタイトル 58.0
アドマイヤモナーク 58.0
ウイングランツ 58.0
エリモエクスパイア 58.0
サクラキングダム 58.0
スウィフトカレント 58.0
ダークメッセージ 58.0
チャクラ 58.0
デルタブルース 58.0
トウカイエリート 58.0
トウカイトリック 58.0
トウショウナイト 58.0
ネヴァブション 58.0
ファストタテヤマ 58.0
フォルテベリーニ 58.0
マイソールサウンド 58.0
マツリダゴッホ 58.0
メイショウサムソン 58.0
ユメノシルシ 58.0
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コメント
ここの予想は、本物だな。
http://blog.livedoor.jp/takayosou/
投稿: 競馬ファン | 2007年4月24日 (火) 16時01分